まつげの主な役割は目を守ってくれること。その主な働きとしては、目にゴミや埃などの異物が入らないように保護し、眼球へのキズや目の疾病を防ぐ役割があります。また、手で太陽光線を遮るほどの効果はないのですが、目を細めると眉毛は少し前に飛び出す。まぶしいときの格好がこれで、眉毛も日よけとして、それなりの働きをしております。このときの目の細目具合が男性には色っぽいと見られやすいです。他にも、まつげの周りの神経には非常に敏感な視覚神経が集中しているので、まつげの役割は非常に大きいのです。まつげとは別に、同様に目を守る大切な器官としてまゆげが挙げられます。機能的には額から落ちる雨水や汗・ホコリ等が目に入るのを防ぐという、まつげと同じく目を守るための存在し。 まゆげは一般的に目の上に左右一対ずつあり、同じく目の幅と同程度の幅で生えている体毛です。 個人差があるため一概には言えませんが他の部位の体毛と違いより太くて色濃く生えるのが特徴。 またそれぞれの毛は左右の外側へ寝て生える事が多く左右非対称になっていることが一般的。 もう一つまゆげのとても大切な機能として、人とのコミュニケーションにおいてもその上がり具合や下がり具合、寄り具合などによって、感情を伝達する大切な役割を果たしています。まつげで目ヂカラをアップさせて、表情に豊かさを与えるという複合技は現代女性の必須事項として認識され、心の機能も司るとても大切な器官なのです。
一般的にまつげは30日~100日程度で次のまつげへと生え変わります。そのサイクルの事を毛周期と呼び、個人差はありますがだいたい下のような過程を繰り返します。
・成長期(30~50日)
毛の発生源となる毛乳頭から毛が伸びて表皮に達し非常に屈強な毛組織となります。触れた程度ではまず抜けることはありません。
・退行期(2週間程度)
毛組織が毛乳頭から分離し、毛包でのみ保持されている状態の時期。毛包の萎縮に押し出されるような形で毛根から表皮に向かって抜けて行く形となり、最終的には完全に抜け落ちてしまいます。毛包のみによる保持ですので何かしらの外的要因で簡単に抜けてしまいます。
・休止期(2~3ヶ月程度)
萎縮しきった毛包が毛乳頭に向かって拡がる時期で、この時に毛は完全に存在しません。この時、毛組織の種ともいうべき毛母細胞が毛乳頭にセットされ次の成長期に備えます。
このように一本一本のまつげ(髪の毛などの体毛組織はそれぞれの期間の長さは違えど同じサイクルです)には一生があり、生え変わり続けています。顔を洗ったり目をこすった時に取れるまつげは、退行期以降の周期にはいっていた物である可能性が高く、同じ箇所のまつげは最低でも2~3ヶ月は生えてこない計算になります。