まつげには寿命があって、生え始めてから約2ヶ月で抜け落ちます。そして髪同様に、そのまつげが抜け落ちた同じ場所から、また生えてきます個人差はもちろんございますが、通常1日に4、5本まつげは抜け落ち、まつげ全部は3~6か月の間で生え変わります。また一般的に日本人のまつげの長さの平均は約5.8mm。本数の平均は、上まつげは両目で200~300本で、下まつげは100本~150本と言われています。まつげパーマやビューラーなどを頻繁にされるとダメージを受け、他の毛と同じように痛んだり、切れたりします。普段からのお手入れがとても大切ということですね健康なまつげは人それぞれで生え方や生え癖は異なりますが、太い毛の方でも細い毛の方でも弾力があり適度な油分と水分があれば、「艶」があって健康的で元気なまつげを保つことができますよ。
髪の毛は、切らずに放っておくと、際限なくどんどん伸びていきます。しかし、まつげは一定の長さまで伸びきると、それ以上伸び続けることはありません。同じ体毛なのに、なぜこのような差が生まれるのでしょうか?まつげが伸びる仕組みについて、細かく説明していきます。まつげは、髪の毛同様に、「成長初期」「成長後期」「退行期」「休止期」の4段階を1サイクルとした毛周期を繰り返しています。それぞれの時期については、以下の通りです。
・成長初期
まつげがこれから成長しようとする時期。毛母細胞の分裂が始まり、徐々にまつげが成長し始め、まだ細く伸びきっていない「うぶげ」のような状態。
・成長後期
毛母細胞の分裂が活発になり、成長を続ける時期。だんだんと太く長いまつげに。
・退行期
まつげの成長が止まる時期。毛を作りだす毛母細胞が消失することで、成長が停止し、その状態を維持。
・休止期
まつげが抜け落ちる時期。成長が停止したまつげが抜けて、次のまつげが生えてくる。いわゆる生え変わりの周期。
髪の毛の場合、「成長期は2~6年」「退行期は2~3週間」「休止期は2~3ヶ月」となっているため、1サイクルに数年かかることになります。まつげの毛周期には同調性はなく、それぞれのまつげが独自に成長を繰り返し、速い人で30日、遅い人でも100日程度で、生え変わります。髪の毛といったような他の体毛と比べそのサイクルは非常に短いです。そのため、髪の毛のように長く伸びることはなく、常に一定の一定の数と長さを保ち続けるわけです。